全国1986店舗を展開するスターバックスコーヒージャパン株式会社(東京都品川区、水口貴文CEO)は、飲み心地の良さと環境負荷低減を目的に、FSC認証紙製ストローに替わってバイオマス度99%ポリマーのストローを採用する。現在使用しているFSC認証紙製ストローに比べてライフサイクル全体で二酸化炭素排出量を低減し、店舗から出るストローの廃棄物量も50%近く低減できるとしている。プラスチックに比べても自然界で生分解されるため海洋マイクロプラスチックの問題も解決できる。
同社が新たに採用するのは株式会社カネカの100%バイオマス由来「カネカ生分解性バイオポリマーグリーンプラネット」で作られたストロー。2025年1月23日より沖縄県内のスターバックス コーヒー 32店舗で、レギュラーのストローが先行導入され、その後2025年3月以降、全国の店舗でも順次展開される。2025年4月上旬をめどに、季節のフラペチーノに使用する太い径のストローも全国の店舗に導入される。
スターバックスは2018年から石油由来のプラスチック製のストロー全廃を進め、日本国内の店舗では2020年の1月からFSC認証紙製ストローの提供を開始していた。今回の切り替えは紙製ストローの飲み心地に対する消費者の反応を反映したものとみられる。