2024年の紙の出版市場は前年比5.2%減の1兆56億円

全国出版協会・出版科学研究所によると、2024年の紙の出版物の推定販売金額は前年比5.2%減の10056億円となった。内訳は書籍が同4.2%減の5937億円、雑誌が同6.8%減の4119億円。特に雑誌にカウントされるコミックス(単行本)が同10%減となり、5122億円市場(同6.0%増)になった電子コミックへの代替が加速している。

電子出版市場は同5.8%増の5660億円となり、電子コミック、電子書籍、電子雑誌の全ジャンルでプラスとなっている。この結果、紙+電子は1.5%減の15716億円となり、紙の構成比は64.0%に下降している。

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