TOPPANホールディングスはアウトソーシング事業(BPO)の拠点としてアフリカ諸国に注目している。これまで拠点としてきた中国・アジア諸国の人件費高騰を受けたもので、特に英語が公用語の一つであり、デジタル環境の整備が進むルワンダに着目、BPO事業社を買収し、日本企業向けの画像処理やAIデータのタグ付け、Web制作を行うとしている。
TOPPANグループは近年、ルワンダにおける「水・衛生」「ICT分野」を積極的に支援するとともに、スマート農業ビジネスを展開、2024年からは駐在員を派遣するなど、現地に根差した事業創出をすすめてきた。その一方で、政府がIT分野を支援し、若者たちが新たなスキル習得を目指すルワンダの人材力に注目、2025年1月16日にはルワンダのBPO事業社であるJONGOROGOSEI社を買収した。
TOPPANグループは今後、同社をアウトソーシング事業の拠点として活用するとともに、現地の知見を活かし、アフリカにおけるDXやサステナブル領域でのさまざまなビジネス展開を加速する。