
福岡市の印刷会社約60社で構成する福岡印刷工業協同組合(久野正人理事長)は2025年6月18日、福岡印刷会館で「生成AIセミナー」を開き、16社が参加した。
今回のセミナーは2025年2月に開催した「福岡印刷若葉会」での生成AI勉強会の好評を受け開催したもの。増本衞氏(株式会社トルビズオン代表取締役)を講師に迎え、60分の講義とデモで、最新動向や画像・音楽・動画の活用事例などを学ぶとともに、ChatGPT・Midjourney・Veo3・Sunoでのメディア生成を実演し、経営者の課題解決のためのロードマップが示された。つづく懇親会では質疑応答が絶えず、生成AIの導入相談が複数寄せられた。
講師の増本氏は「半世紀以上にわたり地域の印刷産業を牽引されてきた同組合が、最新テクノロジーをテーマにお話しさせていただいたのは極めて意義深く、組合全体で技術研修・セミナーを継続的に実施される土壌、DX・生成AI分野での変革機運が既に高まりつつある現状という追い風を感じました。本勉強会を業界全体を“次の成長”へと押し上げるものになればという思いで登壇させていただきました。引き続き、よろしくお願いいたします」とコメントしている。