大日本印刷は学校のテストの採点業務をデジタル化するサービス「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント」を展開、約260自治体・約3800校に採用されており、全国の中学・高校のデジタル採点システム市場で高いシェアを獲得している。このたび、同社の「リアテンダント(入試版)」と「スマート合否管理」を三菱総研DCS株式会社の入試・校務支援サービスmiraicompass(ミライコンパス)の新サービスとして提供することが決まった。これにより「出願-試験-採点-合否-入学手続」のワンストップでの業務支援が実現する。

中学・高校入試では、出願、採点および合否照会・入学手続きのデジタル化が進んできたが、試験情報や採点結果、志願者情報をその都度連携し、短時間で判定資料作成や照合作業を行わなければならず、業務負担が大きくかかっている。また中学・高校受験の合否判定では、さまざまな角度で結果を評価する必要があり、複数の判定資料準備と長年の経験を必要とし、属人化されていることも課題だ。

こうした課題を解決するために両社は、採点・合否判定の一連の業務をデジタル化し、ワンストップで支援する新サービスを開発、「miraicompass」シリーズに追加することで、教職員の方々の業務負荷軽減を図り、学校と受験生・生徒とのコミュニケーション時間の創出につなげる。

大日本印刷が提供するのは①複数受験者の同時採点や採点結果のダブルチェックなどを堅牢なセキュリティ環境で行うデジタル採点サービス「リアテンダント(入試版)」と②試験ごとの合否ボーダーライン設定などが可能な合否管理サービス「スマート合否管理」――の2点。

大日本印刷は「本サービスを軸に、さらなる機能拡充やパートナー連携を推進し、新たな価値を創造することで、全国の学校運営のDXを支援していきます」とコメントしている。

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