
印刷ネット通販大手のラクスル株式会社は9月12日、2025年7月期決算(連結)を発表した。売上高は619億5000万円(前年同期比21.2%増)、営業利益38億1900万円(同51.3%増)の増収増益となった。
セグメント別では「調達プラットフォーム」の売上高は576億4100万円で、うち紙への印刷領域である「印刷・ソリューション領域」は235億400万円、印鑑や販促物などモノへの印刷領域である「ビジネスサプライ周辺領域」は247億500万円、「梱包材領域」が94億3100万円となっている。
印刷ネット通販会社として知られる同社であるが、2022年2月に段ボールECの㈱ダンボールワンを、2023年10月に印鑑製造・販売の㈱AmidAホールディングスを、2025年8月に紙袋製造・販売の丸玉工業㈱をM&Aするなどしており、中小企業向けの総合調達プラットフォーム会社を志向していることが見て取れる。決算発表日に事務用品やパソコン・周辺機器、オフィス家具、各種資材・消耗品などが50万点そろう総合ECサイト「ラクスルビジネスモール」の開設を発表した。