プリントネット減収も、大口顧客依存から脱却し大幅な増益を達成

プリントネット株式会社(鹿児島市、小田原洋一社長)は2025年10月24日、2025年8月期の決算説明および中期経営計画資料を開示した。それによると、同期の売上高は92億1300万円(前年同期比1.0%減)、営業利益は5億6300万円(同25.5%増)と減収増益となった。売上高より利益率を重視する方針に転換し、大口顧客よりもそれ以外の顧客の受注に注力した結果、大口顧客への依存度は39.6%まで減少し、営業利益率は6.1%まで改善した。
同社はすでに東京西工場と九州工場に大型オフセット印刷機を9台擁しているが、35億円を投資し2026年に九州第二工場を操業させる。2000坪の敷地に先進設備を導入し、九州工場だけでもキャパシティを約20億円から約40億円に増強する目標で、これにより資材コストは年間3000万円削減できるとみている。2030年期には122億5000万円、営業利益率は8.6%を目標に掲げている。

おすすめの記事