
インクジェットプリンター、カッティングプロッター世界大手の株式会社ミマキエンジニアリング(本社=長野県東御市)は2025年12月11日、創業50周年を機に、同社初の大型展示会「MIMAKI 50thアニバーサリー・プリンティング・フェア」を開催する。同社の製品・サービスだけではなく、全国からエンドユーザー企業が一堂に会し、用途開発をアピールする。
ミマキエンジニアリングは1975年、長野県の旧・南御牧村で設立された。当初は腕時計の水晶振動子といわれる部品を組み立てる下請企業に過ぎなかったが、1985年にペンでプロットするプロッター「北斎」を自社開発、1987年にはカッティングプロッター「MF220C」を開発し、看板業界へのアプローチを開始した。1996年にはプロッターの技術を生かしてインクジェットプリンターも上市している。
その後、売上高数十億円規模で推移していた同社の転機は2002年に発売した看板業界向けインクジェットプリンター「JV3」の大ヒットである。その後順調に業績を拡大させ、グローバルにも展開、2025年度は過去最高の839億6300万円に達している。
同社の特長は独自技術を保有し、自社ブランドで世界に展開する「開発型企業」であることだ。研究開発費は売上高比率で7.2%、人員も約3割を研究開発に割いている。成長市場である紙以外のプリントに特化し、サイン&ディスプレイはもちろん、アクリルキーホルダーなどの販促品や、ユニホームなどのテキスタイル製品など、多品種小ロット向け製品で威力を発揮している。立体造形ができる3Dプリンターや、アプリケーションを選ばないDTFプリンターなどの最新プリンターもラインアップに加えている。
そのミマキエンジニアリングは創立50周年を迎えるのを機に、2025年12月11日、東京千代田区の国際フォーラムで「アニバーサリープリンティングフェア」を開催する。エンドユーザー企業約80社が出展し、さまざまな製品・加工技術をアピールする。他業種との交流が深まる絶好の機会だ。
「MIMAKI 50th アニバーサリー・プリンティング・フェア」
日時:2025年12月11日午前11時から午後4時
会場:国際フォーラム ホールB7(東京都千代田区丸の内3丁目5番1号)
特設サイト:「MIMAKI 50th アニバーサリー・プリンティング・フェア」開催のご案内(12/11:東京・国際フォーラム)














