
公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所によると、2025年の紙の出版物(書籍・雑誌)の推定販売金額は前年比4.1%減の9647億円。ピークの1996年に2兆6563億円に達した市場もついに1兆円を割り込んだ。
紙の書籍が健闘、コミックスは約15%減
内訳は書籍が前年同率の5939億円、 雑誌が前年比10.0%減の3708億円。書籍は前年から2億円増で4年ぶりのプラス。ベストセラーが相次いだ下半期は好調に推移し、年間の返品率も31.9%と大きく改善した。
雑誌は月刊誌(ムック、コミックス含む)が同 8.6%減の3195 億円、週刊誌が同17.9%減の513億円。月刊誌の内訳は定期誌が約5%減、ムックが約4%減、コミックス(単行本)が約15%減。週刊誌は返品率が初めて5割を超え、かつてない落ち込みに。コミックスは24 年に大ヒット作が相次いで完結し、それにかわる大きなヒットがなかったことに加え、デジタルシフトの進行により大幅減となった。
電子コミックの伸び率が急激に鈍化
一方、電子出版市場は同2.7%増の5815億円。内訳は電子コミックが同2.9%増の5273億円、電子雑誌が同3.5%減の83億円。電子コミックは大手ストアの割引・ポイント還元・無料施策が活発で、急激に伸び率が鈍化している。















