【話題】「ボンボンドロップシール」、社会現象に(リサーチ・アンド・イノベーション調べ)

2026年、シールがかつてない熱狂に包まれている。店頭では「入荷30分で完売」が相次ぎ、ロフトの一部店舗では抽選販売が行われるなど、もはや社会現象と言っても過言ではない。SNSを開けば、透明バインダーをお気に入りシールでデコレーションされた「令和版シール帳」の投稿が溢れている。リサーチ・アンド・イノベーションが保有する購買データを見ると、おもちゃシールの売上は昨夏を境に急上昇していることが分かる。

数あるシールの中でも、「ボンボンドロップシール」(以下ボンボンドロップ)の存在感は突出している。次に売れている「うるちゅる」シリーズと比較しても差は大きく、ブームの主役といえる状況。立体的で映えるビジュアルがSNSと相性抜群で、人気キャラクターとのコラボも追い風となったと考えられる。

そもそもシール帳やシール交換といった遊びは、2000年代初めの女子小学生の間で流行したものだった。それが今、平成リバイバルに合わせて、当時の「平成女児世代(現在は20代)」の間で再燃。そこにSNSを通じて令和の女子小学生も合流し、世代を超えたムーブメントとなっている。実際に20代以上の購入者を確認すると、20代は独身女性の購入が多いのに対し、30代・40代は子持ちの女性、さらには男性(パパ層)の購入も目立つことが分かった。

ボンボンドロップを中心としたこの熱狂は、平成リバイバル、SNSの拡散、そして「シールを集める」という普遍的なワクワク感が重なって生まれた。

実際、ある平成女児世代の女性に話を伺うと、「小学校の頃のシールが今また流行っているのが純粋に懐かしい。当時はなけなしのお小遣いから悩み抜いて買っていたけど、今は大人の財力で好きなだけ買える。子供の頃の夢を叶えているみたいで幸せ。」と語ってくれた。こうした「懐かしさ」と「大人の購買力」の掛け合わせこそが、現在のリバイバルブームの原動力なのかもしれない。

今、世の中ではシールに限らず、Y2Kファッションやゲーム(『カービィのエアライド』『トモダチコレクション』)、音楽(ORANGE RANGEやm-flo)など、あらゆる「平成」が再燃している。SNSによって世代の壁が溶けた今、流行は繰り返すのではなく、新しい価値としてアップデートされ続けている。(リサーチ・アンド・イノベーションのプレスリリースより一部抜粋)

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