
デジタル印刷機と一口にいっても、粉体トナー機とインクジェット機がある。インクジェット機といっても、シャトル方式とワンパス方式があり、ヘッドもサーマル方式やピエゾ方式やコンティニュアス方式がある。ある地方の講演会でインクジェット印刷機の解説をしたのだが、参加者のほとんどがそれらの区別がまったくできていないことに気づいた▼重要なのは機械ではない、ビジネスモデルだ、と開き直るのは危険だ。小規模印刷会社が年賀状の宛名追刷りだけのためにコンティニュアスインクジェットヘッドを導入するのは身の丈に合わないと思うし、シャトル方式のインクジェットプリンターを導入しても生産が追い付かないケースもある。笑い話ではなく、すべて実例だ▼先日メーカーから発売されたデジタル印刷機のプレスリリースには、その機械が粉体トナーなのかインクジェットなのかの記載すらなかった。筐体を見れば分かるだろうというのはよくない。中小印刷経営者のために分かりやすく説明すべきだ。もっとも中小印刷経営者の真摯に学ぶ姿勢が大前提なのだが。(光山)














