
Adobe FireflyやMidjourneyでプロンプトを打って一から生成した写真はまだ本物の写真と見分けられるし、著作権やハルシネーションの問題もある。だが、生成AIによる写真の補正はすでに十分使える。Adobe Photoshopの生成AI機能を使えば、電線の一括消去、被写体消去、肩切れ写真の生成拡張、ガラスの映り込みの分離など数十秒で思いのままである。半日かかっていた作業が数十秒で完了する。
Adobeの牙城といわれていた写真補正技術であるが、新興のCanvaや、GoogleのGemini Nano banana Proの登場で状況は一変した。写真をアップしプロンプトで指示するだけで、本物と見分けられないほどの補正写真ができる。
DTPオペレーターが写真補正の反復作業のために時間を要することはなくなる。逆に言うと彼らの付加価値が消滅する。DTPオペレーターの存在意義についても問われるほどの破壊的技術といっていいだろう。















