2024九州印刷情報産業展・九州サイン&デザインディスプレイショウが5月31日・6月1日の両日、福岡市の福岡国際センターで開かれた。コロナ禍以降最大の107社・272小間が出展し、drupa2024会期中にも関わらず7639人が来場した。

主催者・来賓によるテープカット

今回目立ったのは印刷会社各社からの出展。井上紙工印刷㈱(福岡県)、クロカミスクリーン印刷㈱、松浦印刷㈱、鹿島印刷㈱(佐賀県)、㈱松本コロタイプ光芸社、㈱啓文社(熊本県)、㈱イースト朝日、プリントネット㈱、協業組合ユニカラー(鹿児島県)など九州各県はもちろん、ニヨド印刷㈱(高知県)、旭紙工㈱、カーディナル㈱、緑屋紙工㈱(大阪府)、㈱キャンバス(京都府)、㈱ジャストコーポレーション(福井県)、㈱エムアイシーグループ、㈱トラスト、㈱メイセイプリント(愛知県)、㈱第一印刷(静岡県)など関東以西の印刷会社も目立ち、同展を西日本の顧客開拓の足掛かりとしたい意図が見て取れた。提案内容も印刷ネット通販から7色印刷、紙製クリアファイルなどさまざまだった。

107社が出展した

メーカー・ベンダーからの提案は粉体トナー機、大判インクジェットプリンターなどのデジタル印刷機や後加工機の提案が主だったが、自動画像補正ソフト「Noritsu AccuSmart」(㈱モトヤ)、画像生成AI「Adobe Firefly」(㈱モリサワ)、面付ソリューション「Phoenix」(㈱富士フイルムグラフィックソリューションズ)などAI(人工知能)によるソリューションも目立った。

来場者は長崎県からバスをチャーターして来場した企業をはじめ印刷会社が多かったが、東南アジアや韓国からの来場者もいた。初日には博多工業高校の学生が、2日目の土曜日にはクリエイターズエキシビジョン(併催のクリエイターによる作品展示会)目当ての高校生なども多数来場し、印刷業界のPRの場ともなった。

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