モトヤコラボレーションフェア2024(東京)が7月4日・5日の両日、東京・秋葉原のアキバ・スクエアで開かれ、九州地域の印刷会社からも数社が出展した。
井上紙工印刷株式会社(福岡県朝倉市)はジッパー状のミシン目に沿って引っ張るだけで開封できる封筒「Mr.ジッパー封筒3」(特許出願中)を出品した。簡単開封のため開封率が高まるだけでなく、障がい者にもやさしいユニバーサルデザイン。会場では上品な博多折柄のレターセットが配られたほか、開封方法をパラパラ画で説明したメモ帳も配られた。またA倍判オフセット印刷機2台を有する特徴を生かして、全面に印刷が施された大型封筒や福岡市の古地図も展示されていた。
ハタノ綜合印刷株式会社(熊本県上益城郡)は、最新鋭のロータリーダイカットとインライン紙面検査装置により精緻な抜き加工を高品質・低価格で提供できることをアピールしていた。展示会場では精巧なデザインの焼酎のラベルなどの、シール・ラベルが多数展示されていた。
株式会社宮崎南印刷(宮崎県宮崎市)は主宰する電子書籍サイト「ジャパンイーブックス」の参加企業を募っていた。官公庁や観光協会などのパンフレット・広報誌を電子ポータルサイトで掲載することで印刷物の受注の切り口にするビジネスモデルは、全国29都道府県に広がっている。九州地区では福博綜合印刷(福岡県)、福博印刷(佐賀県)、インテックス(長崎県)、いづみ印刷(大分県)、愛光社(熊本県)、宮崎南印刷(宮﨑県)が加盟している。