
帝国データバンク「全国企業『倒産リスク』分析調査(2025年上半期)」によると、同社が算出可能な全国の企業147万社のうち、8.7%にあたる12万8552社が倒産リスク「高リスク」企業となった。これは半年前に比べ1592社の増加である。
業種内の全企業に占める高リスク企業の割合でみると、「出版・印刷・同関連産業」が41.0%と最も高く、全体の8.7%と比べて4倍以上となっている。同業種内の高リスク企業数は半年前に比べ694社増の4783社となっている。
『製造業』全体について同社は「原材料やエネルギー価格の高騰、物流コストの上昇、そして賃上げ圧力という三重苦に直面している。これらを製品価格に十分に転嫁できなかった企業が、収益悪化に陥り、高リスク企業に分類されるケースが増加していると考えられる」と分析している。