印刷ネット通販大手のプリントネット株式会社(鹿児島県鹿児島市)は2026年10月をめどに、鹿児島県姶良市の九州第一工場の隣接地に「九州第二工場」を稼働させることを発表した。新台を増設して4台体制とし、設備を持たない印刷会社(ファブレス会社)からの需要増に応える。
プリントネット株式会社は2004年にネット通販サイト「プリントネット」の運営を開始してから急成長し、2024年現在東京西工場7台(うちオフ輪3台)、九州工場2台の設備体制で売上93億円を上げている。すでに九州工場の隣接地に3万2380㎡(9795坪)の土地を取得していたが、価格を見直して生産調整するのか、価格競争力を武器にさらなる需要増に応えるのか判断が待たれていたが、近年急増するファブレス会社の需要に応える判断をしたもようだ。
このたびの工場竣工は第1期工事にあたるもので、約35億円を投じて延床面積2000坪の建物と設備を新設する。今後も状況に応じて第2期、第3期工事を行い、設備の増強を検討していく。