【2026年3月期決算】ナカバヤシ株式会社、売上高微減も大幅な増益 BPO増収確保、シール・ラベルも好調を維持

ナカバヤシ株式会社の20263月期決算(連結)は売上高6159800万円(前期比1.9%減)、営業利益287500万円(同60.9%増)、経常利益321900万円(45.4%増)、当期純利益193400万円(同3.4%減)となった。

セグメントごとの経営成績は次のとおり。

ビジネスプロセスソリューション事業=売上高2961800万円(前期比4.9%減)営業利益113500万円(前期比30.0%増)

 BPOにおいては入札競争の激化により受注金額の減少が見られたが、それを補う大型案件やプロポーザル案件等、安定的な新規受注により、全体として増益を確保した。また、採算性を重視した受注の選別およびシステム開発の内製化が奏功し、収益性の向上に寄与した。

手帳や封筒、一般印刷物については、手帳の価格改定に加え、DXと連携したクリエイティブ性の高い高粗利の新規受注や環境対応包材である紙製重箱の受注増加により、増益を確保した。

シール・ラベル関連では、医療向けを中心に商品開発を進め、運送会社向けのラベル販売の増加に加え、価格改定や内製化・生産性向上等により利益率が改善し、好調を維持している。

図書館ソリューションでは、図書館運営受託の増加に加え、施設改修に伴う書架移動支援など専門性の高い案件の獲得が進み、売上・利益ともに堅調に推移した。一方で、製本関連においては減収となったが、価格改定により売上金額の減少幅は抑制できた。

卒業アルバム関連においては、前年度に実施した製造部門統合の成果が現れ、原価率が改善した。

コンシューマーコミュニケーション事業=売上高3059100万円(前期比1.4%増)、営業利益18億800万円(前期比53.7%増)

 製品販売においては写真関連用品、文具・事務用品、ガジェット周辺用品の販売価格の見直し、リニューアル等を行った結果、利益率が改善し増益となった。また、防犯防災用品は特需の反動が落ち着いた一方、チャイルドシート等の大口OEM受注の拡大に加え、ECチャネルでの価格競争力を活かした販売により堅調に推移した。オフィス家具分野では、価格改定を行ったほか、大型テーマパークへの納入などもあったことから売上が拡大した。加えて、運送業者の構成見直しによるコスト削減も寄与したため、大幅な増益となった。また、広告費の最適化により、新規顧客の獲得、およびリピート率・客単価の向上につなげる施策を実行し、一定の効果が現れつつある。

EC関連は、サイト運営の効率化を通じて収益性が向上しました。自社製品のEC展開も順調に推移している。

ぬいぐるみビジネスにおいては、欧米のテーマパーク向け商品が好調に推移した。今後の戦略としては欧米や中国の展示会へ積極的に出展するとともに、中国・韓国への営業人員の増強と現地サポート強化により販路拡大に努める。

 エネルギー事業=売上高128400万円(前期比6.7%減)、営業利益は800万円(前期営業損失1700万円)

木質バイオマス発電は、燃料となる木質チップの在庫状況を踏まえ、出力調整を行いつつ稼働している。これらの状況を考慮し、当連結会計年度において減損損失を計上しているが、引き続き、燃料チップの安定確保および安定稼働に向けた取り組みを進める。太陽光発電は順調に推移している。

 その他(野菜プラント事業およびにんにくファーム事業等)=売上高は1億400万円(前期比1.5%増)、営業利益1200万円(前期営業損失1600万円)

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