
TOPPANホールディングス株式会社の2026年3月期決算(連結)は、売上高1兆8050億3300万円(5.0%増)、営業利益は671億800万円(21.1%減)、経常利益は757億2400万円(15.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益64,8億100万円(28.1%減)となった。
情報コミュニケーション事業分野=売上高9232億円(前期比0.2%減)、営業利益450億円(1.1%減)
デジタルビジネス関連では、顧客の業界特性に合わせたビジネス変革支援などを推進するマーケティングDXが増加したほか、セキュアビジネスでは、アフリカをはじめとするグローバルサウス諸国を含む政府系ID事業の拡大に加え、2025年1月に買収した政府系IDソリューション大手北欧企業のHID社の市民ID事業部門や、アジア全域でスマートカードソリューションを提供するタイ企業のDZCard社の買収効果もあり、当事業全体で増収となった。
BPO関連では、金融・行政分野を中心に案件を獲得したものの、前年度の一過性案件の反動減があり、減収となった。
セキュアメディア関連では、データ・プリント・サービスなどが増加し、増収となった。
コミュニケーションメディア関連では、出版・商業印刷が減少し、減収となったが、TOPPANクロレ株式会社に出版印刷事業を集約し、当事業の収益性を改善した。また、ビジネスフォームの拠点再編など、当事業のさらなる構造改革を推進している。
生活・産業事業分野=売上高7,230億円(前期比31.4%増)、営業利益330億円(1.1%減)
パッケージ関連では、海外では、食品向けなどのパッケージや、チェコ新工場が本格稼働し、モノマテリアル素材を活用した透明バリアフィルム「GL BARRIER」の販売が拡大したことに加え、SONOCO PRODUCTS COMPANYの軟包装事業や、高い環境性能を有するフィルムの製造販売を行うIrplast S.p.A.の買収効果もあり、増収となった。国内でも再生材使用フィルムを活用したSXパッケージなどが拡大し、当事業全体で増収となった。
建装材関連では、海外は、欧米における化粧シートの拡販や、新興国市場の開拓を進め、国内も、環境配慮型化粧シートや空間演出ブランドが拡大し、当事業全体で増収となった。空間演出事業のさらなる拡大のため、2026年1月にオフィス設計・施工に実績を持つ株式会社アロワーズを買収した。
エレクトロニクス事業分野=売上高1,863億円(前期比34.2%減)、営業利益336億円(36.5%減)
半導体関連では、AIをはじめとするデジタル技術の進展やそれに伴う半導体市場の成長を背景に、高密度半導体パッケージ基板のFC-BGAは先端品の認定を複数取得したほか、通信用途の需要が増加した。また、先端半導体向けの大型・高多層なハイエンド製品に対応するため、FC-BGA基板の生産拠点である新潟工場に新たな製造ラインを構築し、稼働を開始した。さらに、技術進化への貢献と新たなビジネス機会創出のため、日米混合コンソーシアム「US-JOINT」に参画し、米国における次世代半導体パッケージの評価プラットフォームの創成と最先端技術の開発を進めている。なお、テクセンドフォトマスク株式会社を持分法適用関連会社に移行した影響により、当事業全体で減収となったが、当影響を除くと増収となった。
ディスプレイ関連では、反射防止フィルムの顧客の在庫適正化影響や、Giantplus TechnologyCo.,Ltd.を持分法適用関連会社に移行した影響もあり、減収となった。















