物流業界ではドライバー不足と労働時間の上限規制によって、輸送力低下が懸念されている。一方で、営業用トラックの積載率は40%台といわれ、輸送効率が悪いことから、共同輸送が注目されている。

大日本印刷グループと王子グループの物流会社は20255月から共同輸送を開始する。具体的には王子ネピア福島工場(福島県福島市)とDNP泉崎工場(福島県泉崎村)の製品をトラックに積載し、両グループの東京の各拠点に届ける。大人用紙おむつと包装資材が混載されることになるが、品質には影響が出ないことが確認されている。

この取り組みを通じて輸送トラックを約60台、CO2排出量を約50%削減できる見込み。

中堅印刷会社でも顧客の共同輸送に取り組み成長している会社もあり、物流業界にビジネスチャンスを求める会社も多い。

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