株式会社広済堂ホールディングスはこのたび、グループ会社である株式会社広済堂ネクストの有明工場(東京・江東区)を2026年3月31日をもって閉鎖し、新聞印刷事業から撤退すると発表した。
1949年創業の櫻井謄写堂を祖とする広済堂は1987年から新聞印刷事業をスタート、毎時6万部の生産能力を持ち、日刊紙・専門紙など100紙を受託生産していた。しかし印刷市場の縮小が続くなか、印刷事業におけるポートフォリオの見直しを進めてきた。その結果、有明工場を閉鎖し新聞印刷事業から撤退することを決定した。
広済堂ホールディングスは売上354億5700万円(2024年3月期)だが、近年は葬儀関連事業を成長ドライバーと捉え、多角化を進めている。