
株式会社中長印刷(青森県八戸市城下4-24-23、設立1977年9月、資本金2200万円)は2026年6月15日、事業を停止し、青森地裁八戸支部への破産申請を弁護士へ一任した。
負債総額は約1億6000万円。
1951年9月に創業し、当初は製本業を主に手掛けていた。その後、印刷業に主力事業を転換。自費出版やカラーパンフレット、チラシ、カレンダー、帳票印刷などを手掛け、官公庁から民間まで幅広く営業基盤を構築していた。当地では、いち早くオフセット印刷機の導入を進めたほか、一時は青森、東京、仙台に営業所を開設するなど業容拡大を図り、1999年8月期にはピークとなる売上高約3億1800万円を計上した。
しかし、その後はペーパーレス化の進行や市況悪化に伴う印刷物の減少などもあり、減収傾向が続いていた。2011年3月に発生した東日本大震災では本社や仙台営業所が被災したこともあり、東日本大震災事業者再生支援機構による支援を受けながら再建を進めていたなかで、2020年以降のコロナ禍によって広告、イベント需要が急減。2021年8月期の売上高は約1億600万円まで落ち込んだ。
コロナ禍の収束後も売上高は回復に至らず、2025年8月期の売上高1億2万円に対して276万円の赤字となり、債務超過に転落。資材価格やエネルギーコストの上昇もあり、厳しい経営を強いられ、資金繰りも限界に達し事業継続を断念した。















