【コラム清風031】pageは印刷機材展ではないのか

「pageは印刷機材展ではない」と、主催する公益社団法人日本印刷技術協会が発表してとても驚いている。たしかにページネーションの技術展から出発したメディア総合展であり、カンファレンスやセミナーも併催されるわけで、単なる機材展でないという主張はわかる。だが、長年高い出展料を払って印刷機材を出展し、商談に臨んてきたメーカーの気持ちはどうなるのか▼今後page展は印刷業界全体のために、「ブランドオーナー、クリエーター、マーケター、そして印刷会社が交わる場に変えていく」と宣言している。しかし印刷業界のエコシステムに「メーカー」が除外されるとはどういうことか▼もっともメーカーにとっては千載一遇のチャンスかもしれない。ブランドオーナー、つまり印刷発注者に直接印刷機を販売できるチャンスが生まれるからだ。だがそうすると今度は、印刷会社の気持ちはどうなるのか。内製化を黙って見過ごす展示会になるのか▼今のところ日本印刷技術協会の意図がまったくわからない。杞憂に終わればよいが。(光山)

おすすめの記事