
日本印刷新聞が廃刊になった理由について「カラー化ができなかったからだ」と同業の友人に話したところ、「要因の10位にも入らないんじゃないの」と笑われた▼かつて紙版の新聞を、現在Web版の新聞を発行している私からすると、冗談でもなんでもない。Web版はカラーであり、コストがかからない。ところが紙版の新聞は基本モノクロで、カラーにするには版代が4倍かかる▼読者にとっては、いったんWeb版のカラーぺージに慣れてしまうと、モノクロの紙の新聞は物足りなくなる▼新聞社にとっても、せっかく営業が全面4色の広告を取ってきても、コストが合わず、逆さやになることもあった。営業は地団駄踏んでいた▼新聞をデジタル印刷機で刷れば、申し訳ないが今や小ロットの業界新聞も、カラー化できたのではないか。新聞印刷会社が、例えば東京機械製作所の新聞インクジェット輪転機JETLEADERを導入し、何百もの機関紙や業界紙がシェアしていたなら、今ごろ業界紙のカラーなど常識になっていたかもしれない▼そういったビジネスモデルが構築できなかった新聞印刷会社なり業界新聞社が残念でならない。かつて業界新聞社に勤めていた自分への自責を含めて。(光山)















