
2008年のダボス会議(世界経済フォーラム)で著名な未来学者らが4つの予測をした。①石油価格が石油価格の1ガロン500ドルに高騰する②水が石油と同じような「交易商品」になる③アフリカが第三の経済勢力(大国)になる④15年以内に紙の書物が消滅する――の4つである▼結果的にはすべて外れた。だが興味深いことは、未来学者らが資源問題や世界経済の地殻変動と並列に、紙の書物の未来について議論していたことだ。そして当時の風潮は、「アトムからビットへ」、つまり情報はすべてデジタルに置き換わるというものだった▼われわれ印刷業界は、土俵際で踏ん張っている。これからも紙の需要は減っていくだろう。だが、未来学者らが形成する世の中の風潮に抗ってみるというのも一つの手だ。案外、歯を食いしばっている間に残存者利益が得られるかもしれない。(光山)














